ブログ班の山城聖也です!
梅雨が明けオリンピックも始まり
連日日本人選手の頑張りがテレビ・SNSを通して見るたびに
スポーツっていいなと感じます。
まだ続くので今後にも期待です!
オリンピックといえば日本のお家芸「柔道」
今大会もメダルラッシュですが柔道は階級制のスポーツですよね!
今回のセミナーでは階級別競技のウエイトコントロールについての講義でした!
僕もウエイトリフティングをやっているので
講義内容で参考になることがたくさんあり
試合も近いので早速実践してみようと思います!
階級制競技の栄養サポート
今回の講師は管理栄養士の柴崎真木先生です。
柴崎先生は岐阜県スポーツ科学トレーニングセンターにスポーツ栄養専門員として勤務し
岐阜県国体強化指定選手・チームを中心に幅広い種目をサポートされたそうです。
階級制スポーツとしてはアマチュアボクシング・レスリング・ウエイトリフティング・柔道などです。
その後日本スポーツ振興センターにてマルチサポート事業として
ロンドンオリンピック柔道男子・競泳日本代表チームのサポート担当を勤めた経験があります。
現在は実業団柔道部のサポートをされているそうです。
階級制のスポーツといっても1日で結果がつくものや数日続くものがあり
どれぐらい減量しないといけないのか維持しないといけないのかなど協議によって違うので
この競技に合った方法が変わってくるとのことです。
アマチュアボクシングに関しては毎日検量があり毎日減量をしなければならないと言うことでした。
これはトーナメント制になるので特殊なパターンのようです。
柔道に関しては前日計量ですが、当日は5%以内に体重増を抑えないといけないということです。
種目によってかなり体重に関するルールが違うことを説明していただきました。
それだけ体重が競技に影響するということですね。
アスリートと一般の方の減量についての違いについても説明して頂きました。
一般の方の通常の減量は時間をかけて実地し脂肪を減少させ元に戻すという事は考えません。
一方アスリートの場合は急速減量と呼ばれるやり方で
短期的に実地し筋力維持したまま成水分とグリコーゲンを減少させ元に戻すことを前提とした減量の方法です。
試合の前にパフォーマンスを向上させるために適正な体組成を獲得した後に
試合に向けて急速減量することをわけて考えることが大切だということでした。
減量といってもただ体重を減らせばいいというわけではないのですね!
この部分は混同しがちな部分なので柴崎さんは徹底して選手に伝えるポイントだそうです。
選手はもちろん監督・コーチも選手に無理をさせないために理解しておいて損はないところだと思いました。
ロンドンオリンピックのサポートの時の実例では
日常的に体重を測定してもらい選手の減量の方法や幅を探っていくことをしていったとのことでした。
選手によってもやりたい減量の方法も違ってくるので
方法も選手と相談してやり方をサポートしていったそうです。
講義の際に印象に残った言葉は
「なんのために減量をしているのか考えてほしい。勝つための減量のはず」
ということでした。
計量をクリアしないといけないのでついつい体重の数字ばかり気にしてしまいますが
目的が数字を減らすことになってしまうと試合に出れても勝てるかどうかわからなくなってしまいますね。
これは肝に銘じたいと思った部分です。
アスリートは減量のための減量でなく
勝つための減量をしていくことを意識していくことが大切だと改めて感じました。
セミナーの感想
https://twitter.com/mak_39/status/1420362199613132803?s=20
柴崎さん昨日はありがとうございました! エビデンスから現場の実例まで、大変勉強になりました。
選手とのコミュニケーションや栄養方針での誤解されやすい点など、本や論文では中々得られないことをお伝えいただきいつもありがとうございます✨✨— 山本尚代*スポーツ内科 管理栄養士 (@hisa_dietitian) July 29, 2021
アーカイブで見させていただきましたが
減量のあるスポーツをしてる身としてとても参考になりました!通常減量と急速減量の違いには気をつけないといけないですね。
「なんのための減量なのか?勝つための減量でしょ?」
柴崎先生が選手に伝えた言葉が印象的でした!#スポリンク体重管理 https://t.co/MnM8PkIzzK— 山城しょーや#挙活 (@yamasho0327) August 3, 2021
次回は「ウォーミングアップマニュアル活用〜一般的な流れの解説と競技ごとの特徴紹介〜」
次回はSpolinkJAPANのメンバーである藁科 侑希 先生が講師を担当されます!
【ご参加にあたってのお願い】
なお、当日は下記画像のようなことについて、チャット欄に書き込んでいただければと思います!
書き込んでいただいたことをもとに、参加者間での情報共有やディスカッションを深められたらと考えておりますので、ご参加予定の方はぜひ!#スポリンクウォームアップ pic.twitter.com/T9RgPa3tbh— わらし (@warawarac) July 31, 2021
<内容>
ウォーミングアップ(以下、W-up)の目的は主に3つです。
❶パフォーマンスの向上 ❷トレーニングの効率化 ❸外傷・障害予防
また、具体的なW-upの項目をおおまかに分類すると、パッシブ・アクティブ(一般的)・アクティブ(専門的)に分けられます。
これらのねらいと効果としては、「体温の上昇によって身体機能を高めること」です。
W-upには絶対的な時間の規定はありませんが、原則汗ばむ程度と言われており、10〜15分を目安としています。
W-up内容は競技によって多岐にわたるので、今回は私の専門であるバドミントンやパラバドミントンの流れやメニューをご紹介しながら、
一般的な部分の解説から競技の特異性についてまで焦点を当ててご説明します。
↓画像をクリックしたら申し込みページに飛べます。