第8回オンラインセミナー「スポーツ内科医のすべらない話~スポーツ貧血~」

ブログ班の山城です。

みなさんの住んでいる所は梅雨入りしましたか?
沖縄は梅雨明けして、もう夏になりました。
気温と日差しが強いので熱中症には十分注意していきたいと思います。

今回は先週に引き続き大好評の
田中祐貴先生によるスポーツ内科のオンラインセミナーのレポートです!

田中先生のページはこちら
Twitterのアカウント(@Tanaka_Sponai

 

テーマ「スポーツ貧血」

今回はスポーツ貧血についての内容でした。

僕はウエイトリフティングをしているのですが
大学生の時に3ヵ月に1回のペースで血液検査をしていたのですが
その時は毎回貧血の数値が出ていたので選手として気になる内容でした。

今回もセミナー前に田中先生がTwitterでアンケートをとり
参加者のニーズが繁栄された内容になりました。

 

セミナーの最初に「貧血とは?」という話から始まりました。
そして「スポーツ貧血とはどのような状態なのか?」ということを分かりやすく説明していただきました。

《スポーツ貧血とは》
・運動、スポーツが原因で生じる貧血のこと
・最も多いスポーツ内科的問題
・有病率は少なくとも10%ほど
►症状
・息切れ、動機、慢性疲労、倦怠感など
・パフォーマンスの低下、持久力の低下
・スランプや伸び悩み
など

ある県の国体選手を調査したら選手の約20%近くが
スポーツ貧血であったということで驚きました。

スポーツ貧血は持久系のスポーツに強く影響することから
スポーツ内科を受診する選手は持久系の選手が多いそうです。

スポーツ貧血は
鉄欠乏とエネルギー不足が主な原因だそうです。
特に成長期の選手の場合は
鉄の需要が成長と筋肉量の増大、運動量の増加などで鉄が欠乏しやすいとのことでした。

エネルギー不足改善にはスポーツ栄養士の方に栄養指導をしてもらったり
鉄剤の内服をしてもらうこともあるそうです。

また持久系アスリートの鉄剤注射に対する話では
鉄剤注射をしてフェリチンが高値にもかかわらず
貧血が改善しないケースもあるなどリスクの話もしていただきました。

セミナーでは参加者からの多くの質問があり
皆さんのスポーツ貧血に対する関心の高さが伺えました。

特に多かったのは
「どうやってスポーツ貧血だと判断したらいいのか?」
ということでしたが、身体所見で判断するのは難しいとのことでした。
この点に関してはスポーツ貧血の症状を把握し、疑いがあればスポーツ内科医の先生に
相談することがよさそうです。

 

今回のセミナーも多くの方に参加していただきました。
トレーナーとして選手としてとても興味深い内容で
とても勉強になりました!

そしてスポーツ内科の詳しい話が書かれている本として
先生がセミナーで紹介していた
メディチーナ6月号をセミナー中にアマゾンで予約しました。
届いたので読んでいきたいと思います!

セミナーの反応

https://twitter.com/uveeeer1221/status/1271085985082667009?s=20

https://twitter.com/gnk100x/status/1271085792283160576?s=20

 

次回「オーバートレーニング症候群~スポーツ内科医の悩みの種~

次回のセミナーは6月18日(木)21時~

テーマは「オーバートレーニング症候群」
緊急事態宣言解除後に練習を開始している学生が多い中とても気になる内容です。

講師は引き続き田中祐貴先生(@Tanaka_Sponai)です。

参加は無料になっています!
またお気持ちチケットという有料のチケットも用意しています。
SpolinkJAPANセミナーが学びになった今後も開催してほしいという
お気持ちを少しプラスしていただけると嬉しいです。

申込みはこちら
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