SpolinkJAPANブログ班の松原颯です。
全国で緊急事態宣言が解除されて2週間ですね。
僕の通っている大学でも7月から実習が再開されることが決まり、だんだんと元の生活が戻ってきています。
「新しい生活様式」が推奨されているので、講義やカンファレンスにはリモートで参加するなど、実習も完全に元通りとはいきませんが、個人的には朝のカンファレンスのために5時起きで大学まで1時間以上かけて通学したりしていたので、むしろQOLが上昇しています。
第7回Spolinkオンラインセミナー開催
そんな中、6/4(木)に今回で第7回となるSpolinkオンラインセミナーが開催されました。
今回のテーマは「内科的コンディショニングでパフォーマンス向上を目指そう!」
講師は日本スポーツ内科学会の代表理事で、ゆうき内科・スポーツ内科院長の田中祐貴先生(@Tanaka_Sponai)です。
日本スポーツ内科学会は2019年3月に発足した新しい団体ですが、発足以来、全国各地で毎月講習会を行う(現在は新型コロナウイルス感染症の影響で7月まで講習会の中止が決定しています。)など精力的に活動しています。
僕自身、SpolinkJAPANのメンバーになってこの学会の存在を知るまで、将来スポーツに関わる仕事がしたかったら整形外科医になるしかないと思っていたので、きっと多くのスポーツに関わりたいと考えている医学生にとって、将来の可能性を広げてくれた先生の1人だと思います。
そして、ファシリテーターはまたまた皆さんおなじみの奥村正樹(@Masa199901)さんが務めてくださいました。
【オンラインセミナー講師紹介】
来週から4週連続で講師を務めてくださるのは田中祐貴先生@Tanaka_Sponai です。
田中先生はアスリートの内科的メディカルチェックの専門家であり、スポーツ内科学会理事としてもご活躍されております。
スポーツと内科の重要な関わりを是非チェックしてみましょう!! pic.twitter.com/xIZLdwWSxp— Spolink JAPAN 公式 (@spolinkjapan) May 30, 2020
4週連続の講演ということでしたが、その第1週となる今回は、スポーツ内科の総論について話すのかと思いきや「アスリートの血液検査結果の見方」について。
Twitterの投票で話の内容を決めたそうですが、普通のセミナーは話題が決まっていて聞きたい人が集まってくるのに対して、聞く人のニーズが先行するセミナーって斬新だなと感じました。
セミナーは「運動・スポーツは健康に良いとされているが、アスリートや熱心な運動愛好家は果たして本当に『健康』と言えるのだろうか?」という問題提起に始まり、「コロナウイルスの影響で練習が制限されていた女子中学生の陸上選手」を模擬患者として想定し、スポーツ活動再開後に身体にはどんな変化が起こるのか、またそれが血液検査の結果にどのように反映されるのかについてお話しいただきました。
そして、血液検査の結果の解釈について最終の責任は医師にあることを前提に、各検査項目の異常と判断する基準や異常となった際に考えられる病態、その対処法などについて1つ1つ丁寧に教えていただきました。
医学生としては授業でも繰り返し習いますし、試験や病棟実習などでも解釈しなければならないことが多々あり、血液検査は非常に身近な存在なのですが、アスリートで特に注意しなければいけないポイントについて、「フェリチンと血清鉄は銀行預金と財布のお金の関係」など誰にでも分かりやすい例えを用いながら説明していただいて、より一層理解が深まりました。
田中祐貴先生ありがとうございました!
オンラインセミナーの反響
今回のセミナーもたくさんの反響がありましたので、そのうち一部を紹介させていただきます。
去年4月の鹿児島以来の田中先生!
CBTとかの勉強で予備知識を増やした状態でのスポーツ内科の講義で、より理解が深まりました!
自前の健診機関がある企業の選手ならそこで定期的に血液検査をして異常があればスポーツ内科に送ることもできるのかなと思いました!#SpolinkJAPAN https://t.co/pG0qNyR1cs— やどん (@sumokuta) June 4, 2020
面白い内容でした!
大学時代に血液検査してたけど
あまりよくわかってなかった。今日の講義だけでも
検査の数値への理解がしやすくなったと思います!あと講義中にすぐポチりました笑👇#SpolinkJAPAN https://t.co/o5MaaG7a7S pic.twitter.com/J4Sq8iNp0o
— やましろしょーや🏋️♂️#挙活 (@yamasho0327) June 4, 2020
血液検査の解釈を説明するのが難しい理由として、血液検査の項目1つ1つは病気と1対1対応ではないところ。例えば、ASTの異常は肝臓かもしれないし筋肉かもしれないし。結局そこを判断するのは症状やその人の背景や、他の検査結果だったりするので。そこを診断していくのが医師なのです!(^^) https://t.co/826TV8tHC0
— まっすー@リハ医+α (@rehamed_sports) June 4, 2020
学生トレーナーとしては、内科の知識がどうしても不足しがちになると思いますので、スポーツ内科を学ぶ絶好の機会となりました。これからのお話しも楽しみです! https://t.co/8kpG7V1ITy
— 杉山たいき (@sugichan424) June 4, 2020
血液所見からコンディショニングも考慮しなければならない。
臨床実習中に血液所見の診かたの重要性は非常に感じた。
絶対値の評価だけでなく、値の変化(経過観察)を読み取ることも重要である。
トレーナーから医師へ適切に引き継ぐことができるようにしっかり学ぼう。
#SpolinkJAPAN https://t.co/Chk42TYSGi
— 藤井 輝@グローインペイン研究PT (@pikafuji_617) June 4, 2020
どちらも身体への
inとoutを考えているけど
アプローチ方法が違う一人でなんとかするためではなく
餅は餅屋に頼るためにも
知識はつけるべきだなと感じます。@spolinkjapan @Tanaka_Sponai https://t.co/sxe3S30ja2— おおのひろこ2.0 (@ham_nutrition) June 4, 2020
奥が深いね!内科って。目に見えないことだし取っ付きにくい事ばかりなんだけど、スポーツをする上で、必要不可欠な要素なんです。ただ、あくまでも我々トレーナーは多角的に”評価”をして、適切な対処をすること。専門領域にまで顔を出すべきではなく、ドクターの判断を仰ぐことも大事!#SpolinkJAPAN https://t.co/qk1UphKdZ5
— keisuke_yanagiya (@1007_nagi) June 4, 2020
血液検査への理解は低いですが、内科的な不調が出てからでは成長の妨げになる。
真樹が10歳の時に先生講座を受け食事回数を5回に変更、プロテインの摂取、身長と体重を毎日測定して変化を捉えた。
蛋白、脂肪、炭水化物のバランスも見直し成長曲線のパーセンタイルが95→98.7に!#子供の身長 https://t.co/0j6qaNES39
— テニスプロ目指して二人三脚 (@BlueKitano) June 4, 2020
スポーツ内科講座勉強になるな
明日動画にして共有したいと思います#SpolinkJAPAN— 高橋優太 (@yuyuta125) June 4, 2020
Drから直々に血液データの読み方教えてもらえるなんて本当に貴重な機会だった。
コロナのお陰としか言いようがない。
— 杉本将/「いま出来ない」は伸び代の証 (@welcomeminari) June 4, 2020
やばいぞ。スポーツ内科面白いぞ。自分の分野ですらへっぽこな知識しか無いのにハマってしまいそうだぞ。
血液検査は頻繁にできないけど、食事、脈拍、体温、排便くらいはまたチェックしていこ。#SpolinkJAPAN— 谷勇介 (@gnk100x) June 4, 2020
怪我やらコロナやらで近くにあるのに血液検査受けに行けてなかったのでまた行きます!
講義の内容のレベル高く、スポーツ内科講習会の復習に加えて新たな勉強になりました。
まだ無料であと3回聞けるなんて贅沢すぎます。#SpolinkJAPAN https://t.co/ZXdC3y7UR1— 建築からの医学生(スポ医になりたい) (@kentikutoigaku) June 4, 2020
血液検査の結果ってレントゲンみたいに画像で見られるわけではないし、数字ばかりでなかなか身体の中でどんなことが起こっているのかイメージしづらいし、きちんと勉強しないと理解するのは難しいですよね。
普段病院に行っても医師と話せるのは5分程度だし、2時間も専門の先生の話を聞けるのは本当に貴重な機会だったのではないかなと思いました。
ちなみに、何名かの方がすでに共有してくださっていましたが、講師の田中祐貴先生が今回のセミナーに関する資料を無料で公開してくれています。
Spolinkのスポーツ内科セミナー(1回目)、無事に終了しました。参加いただいた皆様、ありがとうございました。11日(木)21時から2回目があります。
「血液検査結果の見方」の資料は、以下のURLからダウンロードできます。https://t.co/hjL6OhW1hZ#ゆうき内科 #スポーツ内科 #SpolinkJAPAN pic.twitter.com/3hUU3U1mPD
— 田中祐貴(スポーツ内科医) (@Tanaka_Sponai) June 4, 2020
参加した方も参加できなかった方も是非ダウンロードしてみてください。
次回のSpolinkオンラインセミナーについて
大好評のSpolinkオンラインセミナーですが、次回は6月11日(木)21:00 からです!
次回のテーマは「スポーツ貧血」について。
今回と同じく、講師として日本スポーツ内科学会の代表理事で、ゆうき内科・スポーツ内科院長の田中祐貴先生(@Tanaka_Sponai)にお話しいただきます。
オンラインセミナーは誰でも無料で参加できますので是非一緒に勉強しましょう!
おはようございます。
昨夜はこちらが開催されましたが、血液検査について詳細にお話しいただき、かなり充実した内容のセミナーでしたね!!来週以降も3週間連続で田中先生(@Tanaka_Sponai )にお話をしていただけます。
来週のテーマはスポーツ貧血
皆様、お楽しみに✨
ご参加お待ちしています!! https://t.co/z8B6mztD50— Spolink JAPAN 公式 (@spolinkjapan) June 4, 2020
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