どうも、こんにちは。
Spolink JAPAN代表のよせやんです。
全ては、2018年8月19日に以下のようなツイートをしたことが始まりです。
僕と奥村先生(@Masa19901) でタッグを組み、各種医療関係者やトレーナー、スポーツ関係者が連携を取りながら、選手のメディカル面、トレーニング面などをサポートしたり、意見・情報交換、共有ができるコミュニティーを作りたいと思っています。
そのような場に興味のある方はいいねお願いします。
— よせやん@目指せスポーツドクター (@sports_doctor93) 2018年8月19日
正直、想像していた以上にスポーツ関係者の皆様から反応を頂いて驚いたというのが本音です。
でも、実際にスポーツ現場にいる方は同じようなことを感じている方が多いのではないでしょうか。
そもそも何故このようなコミュニティが必要と思ったのか
今回の構想・プロジェクトは、僕よせやんと奥村さん(@Masa19901)とで思い描いたものです。
僕は普段は整形外科医として働きながら、スポーツドクター としてJFLチームのチーフチームドクターや日本サッカー協会の仕事をさせてもらっています。
奥村さんは鍼灸師・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を有し、海外(イングランド2年、タイ1年)で本当のトップオブトップの選手からセミプロ選手のトレーニングやケアを担当して活動しています。・
以前からTwitterでやり取りをしていてお互いのサッカーに対する情熱は知っていましたが、2018年8月に初めてお会いしました。
その時に、気付いたら今のサッカー医療を取り巻く環境に関して2人で熱く語っていました。
今まで僕はドクター同士でサッカーの医療面について話をすることはあっても、不思議と他職種の方と話すことはほとんどありませんでした。
実はその少し前に樋口敦さん(@1983physio)とお話しさせて頂いたのも僕にとって非常に貴重な経験で、さらに今回奥村さんと話したことで今のサッカー医療環境の問題点がいくつか浮き彫りになってきたように感じたのです。
その時に僕が思った現在のサッカーを取り巻く医療体制の問題点は・・・
- ドクターとそれ以外の医療関係者の間に大きな壁がある
- 医療関係者と指導者との間にも壁がある
- 地域内のスポーツ医療体制が確立されていない
- Jトップチーム以外にはチーム内の医療体制も確立されていない場合がある
- 医療者が選手を囲おうとする(他の選択肢を与えず全て自分で治療しようとする)場合がある
- 選手が怪我をした時に、選手・チームがどの病院にかかったらいいのか、どの先生にかかったらいいのかわからない
- 合宿や大会で他都道府県に行った時に頼れる人がいない
- 他の地域のスポーツ医療体制がどうなっているのかわからない
- 他のスポーツ種目の医療体制がどうなっているのかわからない
- 学生の時にスポーツ医療に関わる機会がほとんどない
- 地方で地域のために頑張っている人が評価されない
まとめると、
- 職種間の連携が取れていない(特にドクターとそれ以外)
- 地域間の連携が取れていない
- スポーツ間の連携が取れていない
ってところなのではないかと思いました。
どんなコミュニティを作りたいと思ったのか
ズバリ、上に上げた連携不足を解決することができるコミュニティです。
つまり、
- 職種間の連携
- 地域間の連携
- スポーツ間の連携
が構築できるようなコミュニティ。
それによって、
職種間の連携
↓
地域間の連携
↓
スポーツ間の連携
↓
あらゆるカテゴリーの選手への多角的なサポートの実現
↓
日本スポーツ界の発展
という流れが生まれればいいなと思ったのです。
最後は、日本スポーツ界の発展とものすごい壮大なことを言っていますが、これはあくまで最終目標であり、まずはその基盤となる職種間の連携・地域間の連携を作るためのコミュニティーを基盤として作り上げようと思いました。
というわけで、基盤を一緒に作って頂き、今後コミュニテーを発展させていく上での核となって頂くべく募集したのがコアメンバーです。
コアメンバーの募集は3日間行う予定でしたが、募集が想像をはるかに超えて多かったため募集は1日半で締め切りましたが、それでも200人を超える応募を頂きました。
この中から、50人を厳選させて頂き、Spolink JAPANを結成するに至ったわけです。
学生はこちら
医学部医学科生以外の学生さんはSpolink JAPAN Studentに参加して頂きます。
Spolink JAPAN Studentについて詳しくはこちらから。
Twitterの声
最後に、このコミュニティーを考えていることを伝えた際の反応を一部ですが紹介させてもらいます。
1人の選手に対して、ドクターやPT、AT、治療家、フィジコなど、様々な立場の人間がメディカル的な関わりをします。クラブの規模が大きくなる程、関わるスペシャリストが増えます。そういった中で一番重要なことが「連携」だと感じています。 https://t.co/QzfJUhcCgQ
— 加藤裕 / Yutaka Katoh (@yutaka_katoh) 2018年8月20日
普通に考えればコレがベストなんだよなぁ…地域医療でもスポーツチームでも…多角的な立場の方々が連携取れて協力する方が絶対良いですよ https://t.co/IHYEzb5WMA
— オガワ サトシ (@sunafukin_hs14) 2018年8月20日
物凄く楽しみな取り組み!
医療の色々な壁を取っ払って連携体制が出来たら、それは選手にとってのメリットはかなり大きい! https://t.co/563tHObgOU— tomoya.y (@RehabiliTimes) 2018年8月20日
ほんとに学生の時こんなのあったらまじで助かる。スポーツ分野に対する進路相談出来る先生少ないからね!
— ヒグアツ@あなただけの独自メニューお作りします。 (@1983physio) 2018年8月19日
先日愛知県内でサッカーのみですが、そのような取り組みをしたいという話をしていたところでした。ネットワークで横の繋がりを作り、地域ごとで病院などと連携できればと考えています。大変興味あります。ぜひ実現したいです。
— Kunihiro Furuta (@kunihero321) 2018年8月19日
これはすごいムーブメント。この動きが広がって、地域スポーツ活性化に繋がれば!
— sakamo-cho (@secret_man77) 2018年8月20日