第15回オンラインセミナー「柔道整復師とスポーツ~柔道整復師の強みとスポーツへの関わり方」

 

みなさんこんにちは。
焼けるような日差しのせいで
片道30分の車の運転で右腕だけ日焼けしている山城です!

今回のセミナーは柔道整復師とスポーツというテーマでした。
鍼灸師→理学療法士ときて待ちに待った柔道整復師ですね!

全国に約8万にいる柔道整復師の強みとは!?

第15回柔道整復師とスポーツ~柔道整復師の強みとスポーツへの関わり方~

今回は柔道整復師の活動について柔道整復師とスポーツというテーマでした。
講師はスポーツ堂接骨院城北院院長の
海野祐生(うんの ゆうき)先生(@yypopo1)です。

海野先生はラグビー出身で順天堂大学にてスポーツ医学を学んだあと
柔道整復師の専門学校に通ったということでした。

外傷の多いラグビーのトレーナーをされている海野先生が
現場で柔道整復師としてどんな活動をしているのか?というお話をしていただきました。

海野先生の詳しい情報はスポーツ医療者登録の紹介ページでご覧ください!
経歴などの詳細はこちら

柔道整復師とは・・・?

柔道整復師と言われて一般の方がイメージするのは
接骨院で骨盤矯正する人?体のゆがみを見る人?肩こりをほぐす人?などのイメージを持たれたりしていますね。

本来の柔道整復師の業務は
骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの損傷に対し、手術をしない「非観血的療法」によって、
整復・固定などを行い人間の持つ治癒能力を最大発揮させる施術を行うこと

いわゆる「怪我」に対する処置・施術が業務になるとのことでした。

柔道整復師の特徴としては
・国家資格である
・外傷(怪我)をみることが主(レントゲン、診断はできない)
・骨折、脱臼の整復ができる医師以外の唯一の資格

 

スポーツとの関わりとしては
各大会の救護活動やチームトレーナーとしての関わり方などがあるとのことでした。
・救護活動
本部待機での救護活動で会場でケガ人が出た場合に病態観察、応急処置を施し医療機関へ搬送、受信指示。
・チームトレーナー
コンディションチェック、テーピング、アクシデント発生時の初期評価、初期処置、
水分補給、コンディショニング、ケア、アスリハ、スタッフとのコミュニケーション、報告

試合や練習などではいつ怪我が起きるか分かりませんので
怪我に対応できる柔道整復師の方がいるだけでも安心できますね。

セミナー後半では実際の外傷症例を見せていただき、鼻骨骨折の整復や足関節脱臼骨折の対応などの話を聞けました。

怪我が多いラグビーの実際の現場の話はなかなか聞けないのでとても参考になりました。
外傷の対応していても試合が続いているのでグランドから目を離さないという
現場でのシンプルで重要な心得も教えていただきました。

海野先生が感じる柔道整復師の強みとしては
「スポーツ現場において医師が不在の場合の外傷発生時における救急対応、判断、応急処置など」
ということでした。

外傷対応ができる柔道整復師は現場で強みがかなり活かされると感じました。

参加者の感想

https://twitter.com/ryuto_matsubara/status/1291013511133315072?s=20

https://twitter.com/eiyoushikameko/status/1291014503153377286?s=20

外傷の多いラグビーの外傷対応の話が聞けたことから柔道整復師の強みをみなさん感じたようです。

まだまだセミナーが続きます!

現場で活躍されている先生方のセミナーはまだまだ続きます。

第16回の講師は薬剤師でスポーツファーマシストの吉田哲朗さん
テーマは「薬剤師とスポーツ~意外と多いうっかりドーピングをゼロにするために~」

時々ニュースにもなるうっかりドーピングの話です。
うっかりドーピングには気を付けろと言われるけど何に気を付けたらいいのかわからない。
選手のみならず指導者やトレーナーも把握できているとうっかりが減るのではないでしょうか?

 

今後もセミナーは続きますので素早く情報を手に入れたい方は
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