こんにちは
ブログ班の山城です。
沖縄は本格的な夏が始まり、日差しが刺さるように痛いです。
そのせいか梅雨明けから体調を崩す人が周りに多く
沖縄に住んでいてもやっぱり暑さへの油断は禁物だなと感じます。
外出時は熱中症対策は忘れずにしていきたいです。
今回の講義は興味のある方も多い「海外のトレーナー事情」です。
SpolinkJAPANのメンバーのお三方に海外でのトレーナー活動の経験をお話しいただきました。
第14回オンラインセミナー「海外トレーナーの事情」
今回のテーマは「海外トレーナーの事情~日本人の強みと海外から学ぶべきこと~」
講師は
ドイツでトレーナー活動をした中島裕之さん(@nakajimahiro811)
現在もオランダでトレーナー活動をしている平出康彦さん(@yasuhirade)
イギリスとタイでトレーナー活動を奥村正樹さん(@Masa19901)
の三名です。
今回はなかなか聞けない海外でのトレーナーの経験を
ドイツ、オランダ、イングランドの3か国の視点から聞けるという贅沢な回でした。
どんな活動をしていたのか?
どうやって海外でトレーナー活動を始めたのか?
行こうと思ったキッカケは?
日本と違うところは?
など多くの皆さんが気になっていることを話していただきました。
実際の活動
中島裕之さんはドイツの「SVホルン」で活動された内容をお話ししていただきました。
基本的な1日のタイムスケジュールは朝8時から午前練習の準備から始まり、
練習前の選手のケア、練習中の外傷処置、治療、ケアする選手がいない場合は練習のサポートをしていたそうです。
試合の時はスケジュールが詰まっておりアウェイの時には深夜3時まで仕事があるなどかなりハードそうでした。
SVホルンで求められた主な役割としては
①治療的介入・・・徒手療法や物理療法
②予防的介入・・・GPSにて疲労度の管理
治療はもちろん練習の疲労度の管理から練習の時のドリンク準備など
仕事は幅広くされていたそうです。
平出康彦さんはオランダでの活動をお話ししていただきました。
所属はMPT Fysiotherapieというクリニックをメインに複数の所属先があるそうです。
サッカーチームやラグビーチームのフィジオセラピストとして活動中ということです。
フィジオセラピストは理学療法士のことでトレーナーとして活動している人は
ほとんどがフィジオセラピストの資格を保有しているそうです。
驚いたのがCSCSやATはほとんど認知がないことと、フィジオセラピストの半数は女性ということです。
オランダではトレーナーの求人はネットに出ているそうです。
ネットに求人が出ているのはうらやましいですね。
奥村正樹さんはイングランドのトレーナー事情を話していただきました。
奥村さんが活動していたチームはUnited Kingdum Division6です。
具体的な施設の情報なども教えていただきケアのやり方なども見せていただきました。
イギリスのチームに関わるトレーナーの役割としては
・フィジオ・・・主にPTで医療系トレーナー
・スポーツサイエンティスト・・・S&Cのような役割
・マッサー・・・マッサージのみ
奥村さんはフィジオとマッサーを担当していたとのことでした。
イングランドの場合は完全分業制で任された仕事だけを行うというそうです。
ロッカールームの必需品の中に紅茶があるのは面白かったです。
試合前とハーフタイムは熱々の紅茶をスタッフが準備するそうです。
お三方とも同じヨーロッパでの仕事ですが
地域によって仕事の幅や必要な資格が違い聞いていて面白かったです。
海外でトレーナー活動を考えている方は各国のトレーナー活動に必要な資格などを
把握しておくことが必要そうです。
日本人の強みと海外から学ぶこと
日本人の強みとして挙がっていたのは
勤勉で丁寧で技術が高いこと、礼儀正しいこと
日本人は仕事も丁寧であることから
現地トレーナーとの違いとして挙げられていました。
海外の方は仕事が雑なとこがあるそうです。
SLRのチェックで足を高い位置から手を放して
足を落としてしまうこともあるそうです。笑
海外から学ぶこととしては
・他者との積極的コミュニケーション
・自分に求められていることを理解して優先順位を持つということ
選手とのコミュニケーションはもちろんスタッフ間のコミュニケーションなどを
積極的に行うことで自分の役割やチームの方向性を理解し仕事を進めることができるということでした。
海外で活動することを目標にする場合は
鍼灸師の資格を取得するか、国際的に認められているNSCAの資格を取得すると
有利になるのではないかという話も上がっていました。
長期的に海外で活動を考えている場合は現地の国家資格を取得するのがいいということです。
なぜ鍼灸師なのかというと
海外でも鍼を使用した治療をするそうですが、針が太くて選手が嫌がることがあるので
日本の細い針は痛みもなく治療できるので有効ではないかとのことでした。
また3名とも語学ではかなり苦労したそうです。
最低限の英語は話せておけると海外で活動する時には苦労が一つ減りそうです。
セミナーの感想
日本人の強み
・勤勉
・規律正しい
・マナーの良さ
・丁寧日本人としての丁寧さや勉強熱心はもちろん武器になる。
自分の考えを持ち、いつでもチャンスに飛び込める準備をしておく必要がある。 https://t.co/yJuTTbuDbS
— 藤井 輝@グローインペイン研究PT (@pikafuji_617) July 22, 2020
とても良かった!
今日の話を聞いて海外で働くための行動を起こす若者がいるはず。こういう機会が身近にあるって良き世の中だな… https://t.co/w8eZDkWNPD
— Daisuke Yoshida 理学療法士/JSPO-AT (@Dyoshida1023) July 22, 2020
https://twitter.com/drkz21hk/status/1285938300755128320?s=20
一時期アメリカに行きたいなーって思ったことがあったことを思い出しました!
チャンスがあった時に行動する勇気とそのための準備がやっぱり大切なんだと感じました。
ありがとうございました! https://t.co/c778M262dt— Kazuhito Kawahara (@kazu72462) July 22, 2020
どのお話も興味深かったです!
特に、筑波大同期の平出トレーナー(元蹴球部)がオランダで活動している内容を詳しく知れたのがなにより面白かった❗️海外にいることで、より日本の価値観や独自性を認識できるということをうまく言語化していたように感じます。
ありがとうございました!#SpolinkJAPAN https://t.co/6Y4hPipOu2— わらし|Yuki (@warawarac) July 22, 2020
お三方それぞれのバックグラウンドがありましたが、どこの国でもまずは信頼されることが一番なんだなと感じました。
いかに自分の強みを表現できるか、海外も日本も関係なく自分にできることを・自分の強みを自分が理解することで周りにも理解してもらえるのかなと感じました。#SpolinkJAPAN #JSPOAT https://t.co/fULQPcDtSe
— keisuke_yanagiya (@1007_nagi) July 22, 2020
昨日は海外での貴重なお話が聞けて楽しい時間でした!
・コミュニケーションの大切さ
・チャンスが来た時に飛び込む勇気
・そして鍼灸は武器になるありがとうございました‼︎ https://t.co/aHwQbBWjzK
— 三浦 大祐/FC Fujisawa代表 (@daisuke_rager) July 22, 2020
次回は8月5日水曜日です。
7月29日はお休みになります。
次回のセミナーは8月5日水曜日です。
テーマは「柔道整復師とスポーツ」で予定していますので
詳細が決定次第SNS等で告知しますのでチェックをお願いします。