みなさんはじめまして。
SpolinkJAPAN学生メンバーで、東京医科大学3年のフィンスイマー上野愛美香です。
今回は、私がどのような想いでフィンスイミングの企画をSpolinkJAPANに持ち込んだのかを書かせていただきます。
”フィンスイミング”を知ってますか?
「フィンスイミングって知ってる?」
こう聞くと、
ほとんどの方が「知らない」と答えます。
知ってるという方でも「オードリー春日が昔やってたやつでしょ?」と言われます。
今までの答えで絶望したのは
「なにそれ、速さで競うの?それとも深さ?あ、それかシンクロみたいに演技するの?」
これには言葉を失いかけました。(笑)
もちろん速さを競う競技です!
この記事を見てくださっている方は、もちろんフィンスイミングのことをご存じだと思いますが(!?)
直接見たことがある方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか?
スポーツに精通している方の中でも、まだまだ”フィンスイミング競技”に対する理解が進んでない現実があります。
そこで、フィンスイミングの競技環境・医療環境の現状をいくつか挙げてみました。
【フィンスイミング競技の現状】
・フィンを使用できるプールが少ない
・練習拠点がないチームが多く、プールを借りなければならない
・フィンスイミングを専門とする指導者が少なく、選手が指導者を兼ねていることが多い
・日本代表クラスになっても遠征費は自費
・フィンスイミングを知っている医療者が少なく、満足な治療を受けられない場合がある
・日本代表が派遣される大会でも医師やトレーナーが帯同することがあまりない
このような状況を少しでも改善したいという思いから、医学生として自分ができることを考えた結果、
SpolinkJAPANのメンバーとしてフィンスイミングを取り巻く医療環境の現状を発信するべきだと思い立ち企画を持ち込みました。
セミナーに参加できなかった皆さんにも、このセミナーレポートを通して、少しでもフィンスイミングについて知っていただければ嬉しいです。
学生班内での活動
皆さんお久しぶりです。
本ブログには5回目ぐらいの登場になります、学生メンバーの上月です。
上野さんが持ち込んでくれた、フィンスイミング学連との取り組みについてご紹介させていただきます。
まず初めにやったことはSpolinkの学生メンバーを対象にフィンスイミングについて知ってもらうことでした。
フィンスイミングの選手にも参加してもらって、学生メンバーとの交流会を行い、様々な意見交換ができました。
この時に感じていたことは、フィンスイミングの選手は学生の人が多いにもかかわらず、競技の普及意欲や医療に対する関心が高いことでした。
その後、フィンスイミング学連と選手の皆さんに協力していただき、
選手の皆さんの医療サポートの現状についてアンケート調査をさせていただきました。
予想以上の協力をいただけたため、私の大学の先生に協力していただき昨年の臨床スポーツ医学会で発表させていただきました。
今回のセミナーでもアンケート調査の結果を使用させて頂きます。
学生メンバーとの交流会に引き続き、Spolink内部でのセミナーと交流会を経て今回のセミナーになります。
皆さんに、フィンスイミングの魅力を知っていただくとともに、
・競技を取り巻く現状
・医療に関する問題
・マイナー競技ならではの大変さ
を知っていただければと思います。
是非ご参加をお願い致します。
セミナーの申し込みはこちら!
<第85回Spolinkセミナー>
最速の水中競技とも言われるフィンスイミング。今回はその競技特性とともに選手に起こりやすい傷害についてご紹介いたします。
また、フィンスイマーに対応した医療サポートの現状を選手の視点からお話しさせていただきます。#スポリンクフィンhttps://t.co/7akvkYxQtT
— Spolink JAPAN 公式 (@spolinkjapan) June 9, 2022