【第71回 Spolink & encounterセミナーレポート】陸上競技長距離選手へのストレングス&コンディショニングサポートの取り組み~競技特有のシーズンの進め方とチーム・選手ニーズへの対応~

こんにちは。ブログ班の福永です。

あっという間に慌ただしい師走。
クリスマスに大掃除の準備は進んでいますか?私は全くです!

今回もオンラインセミナーのレポートをお届けします!

第71回 Spolinkセミナー

【日時】
2021年12月15日水曜日 21:00~22:30

【テーマ】
陸上競技長距離選手へのストレングス&コンディショニングサポートの取り組み
~競技特有のシーズンの進め方とチーム・選手ニーズへの対応~

【講師】
菅原 航陽 先生
ABCR(Athletic Body Conditioning & Running)

【ファシリテーター】
奥村 正樹 先生
・Spolink JAPAN代表
・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー / 鍼灸師

菅原先生は激レアさんだった!?

突然ですが皆さん、テレビ朝日の「激レアさんを連れてきた。」という番組をご存知ですか?
(普通の人が絶対にしないような経験をして人生大どんでん返しがあったような方の半生を紹介する番組です。)

今回のセミナーは、まさにSpolink版、「激レアさんを連れてきた。」のような、
1本のドキュメントバラエティ番組を見ているかのようでした。

登壇された菅原先生の半生一つ一つが「そんな展開ある⁈」と思うようなことばかりだったんです。

ざっと説明すると、

陸上大好きな少年がケガと病気により
青春の大半(小中高)を競技経験がほとんどなく過ごすことに

トレーナーを志して学生トレーナー生活を始める

いろいろあって大学時代陸上部のマネージャー(学生トレーナー)をクビになる

それによってうつ病になって引きこもる

なんとか復活して同期の半年後に卒業する

しかし、実家に帰ってニートをしてまた引きこもる

どうにか仕事をしようと営業職をやるも3ヶ月でクビ

トレーナーのインターンに再挑戦!
しかし、病気のため辞退…


そんな中でもシューズ販売の仕事でシューズフィッティングの楽しみを見出し一念発起!

東京で再始動して現在は会社も設立し
陸上のパーソナルトレーナーをメインに活動するまでに(現在は長野県を拠点に活動中)

…もう山あり谷ありの連続です。

サンタさんがアロハシャツを着てラクダを率いて地面からやってくるくらい
突っ込みポイントが大渋滞して情報処理が追いつきませんでした😂

「あ、それでトレーナー目指すようになったのね~」という予想を5回くらいは裏切られました。笑
しかも今回のセミナー、1,2ページを除いて全編映画のエンドロールみたいな
黒塗り背景に白い文字だけでストーリーが進んでいったのです🤣

 

なんかもう、
最初は正直自己紹介長めだなぁ(すみません)と思っていたのが、次第に先生の世界にのめり込んでいき、
そんな経験をされた先生の言葉に重みを感じるようになりました。

 

人生をかけてスポーツや陸上、身体づくりとは、走るとはなんぞやと問い続けて、今の形を創りあげていった方なんだと思いました。

それが今のトレーナー観にもつながっており、
陸上において走って疲れるだけがケガの原因か⁈ちゃんと走る準備はできているか?

という根底の土台をしっかりと見極めて

選手が選手生活の武器としてトレーニングをどう使うか納得して、自身でも考える力を身につけることであったり
こういう動きを目指したいからこういうトレーニングをしていこうという
共につくりあげることを大切にされているのだなぁと感じました。

 

自分でも、このトレーニングが何に繋がって、その過程が今後の人生どう活きていくのか、哲学的に考えたくなるセミナーでした。
菅原先生、貴重なお話をありがとうございました。

 

次回はオンラインセミナー番外編!

次回は2021年最後のSpolink JAPAN オンラインセミナーは番外編として4時間ぶっ通しスペシャルです!

途中参加も途中退室もOK!皆さまのご参加心よりお待ちしております。

< 番外編 Spolinkセミナー >
【日時】2021年12月28日火曜日 20:00~24:00

【テーマ】内科的問題から選手を守る!/連携に必要なスポーツ内科基礎知識100

【講師】
田中 祐貴 先生
・ゆうき内科・スポーツ内科 院長
・日本スポーツ協会公認 スポーツドクター
・日本障がい者スポーツ協会公認 障がい者スポーツ医

【内容】
スポーツ内科外来では、隠れた貧血・喘息などで調子を落としている選手の治療にあたっています。
もしスポーツ現場に関わる指導者やスポーツ医療関係者が、もっと早くに気付き、適切なフォローが出来ていれば…
というケースは少なくありません。
今回のSpolink番外編特別セミナーでは、スポーツ内科の基礎知識をスポーツ医療関係者の皆様と共有し、
内科的問題から選手を守ることを目標とします。

タイムテーブル
第1部: どんな選手をスポーツ内科に紹介すべきか
第2部: スポーツ内科に必須!貧血と喘息の基礎知識
第3部: 理解を深める!無月経とオーバートレーニング症候群
第4部: 実録!スポーツ内科 事件簿

【ファシリテーター】柳谷 啓祐 先生
・つかもと整形外科醫院
・JSPO-AT

【参加費】無料(12/28 19時30分まで)

https://spolink-seminar-naika.peatix.com

 

関連記事

  1. 【セミナーレポート】第95回レスリング競技とは~競技特性と応急処置について~

  2. ~学生班~ カイロプラクティックについて学びました!(学生向け)

  3. 第13回Spolink オンラインセミナー「スポーツ内科外来の実際」

  4. 【第74回 Spolink & encounterセミナーレポート】明日から活かせる血液検査結果の見方~コンディション管理の指標として~

  5. スポリンクのマニュアルを活用しよう!

  6. 【オンライン交流会レポート】第2回スポーツ医療者を目指す学生のZOOM交流会