第40回オンラインセミナーレポートブログ
挨拶
こんにちは!
SpoinkJAPANブログ班の近 凜太郎(理学療法士)です。
コロナウイルスの影響を受けながらも、先月無事に理学療法の国家試験を、終えました。
例年なら、国家試験も終わったから卒業旅行だ!っと言いたいところです。
残念ながらコロナウイルスの影響で、厳しそうです。
ですが!
その分四月からの就職に向けた準備をする時間が増えたと捉え
前向きに考えていこうと思ってます!!
セミナーレポート
今回で、第40回となるSpoinkオンラインセミナー
3月3日ひな祭りに開催されました。
今回のテーマ
「消化吸収と腸内環境を意識した身体づくりとリカバリー~アーゼライトの取り組み~」
講師は、中出寛省さん
株式会社サモリット
スポーツサプリメント「アーゼライト」ブランドマネージャー
Webメディア「アスリートコレクション」編集長を務めていらっしゃいます。
200名近いご参加感謝です!
食事に対して『消化吸収』の視点を持つ大切さが広まればと思います。身体は食べた物ではなく、吸収できた物で身体は作られるので、消化吸収排泄の川上に位置する消化を意識する事で体づくりとリカバリー、腸内ケアに繋がる。そんな話をさせて貰いました。#スポリンク整腸 https://t.co/yYx4wrfX4i
— 中出寛省(Kansei Nakade) (@KANSEI_N) March 3, 2021
ファシリテーターはSpolinkJAPAN 奥村正樹さんが、勤めてくれました。
パフォーマンスで悩んでいる方は聞いてみるとヒントになることもあるかと思います!
また身体づくりでもお悩みの方もご参加頂けたらと思います! https://t.co/G37CYsIQGw— 奥村正樹(スポーツトレーナー/physio) (@Masa19901) March 2, 2021
僕自身は、消化吸収と聞くと国家試験で、とても苦しめられた範囲でした。
そうした意味でも、今回は楽しみにしていたセミナーでした。
講義構成
①体づくりにおける消化吸収の関わり
②リカバリーにおける消化吸収の関わり
③実践編
④まとめ
①体づくりにおける消化吸収の関わり
最初は、食事に対する考え方を教えて下さいました。
それは、
栄養素×食べる能力
栄養素はタンパク質、脂質、ミネラルのことを指し、
食べる能力は、消化と吸収などを指します。
この栄養素と食べる能力が掛け合わさることで、体がつくられたり、変化したりするそうです。
自分は、普段から食事に対して栄養素のことばかり注目していたため、
この考え方を聞き、食べる能力は、とても新鮮に感じました。
続いて、食べる能力に大きく関わる消化と吸収を、重要視したきっかけを話してくださいました。
⑴どんぶり飯3杯食べろの話
中出さんの学生時代の話
身体を大きくするために、たくさん食べるのに吐いて、食べる
これを繰り返している人がいたそうです。
この時、「なぜ食べれる人と食べれない人がいるか」疑問に感じたそうです。
⑵オーストラリアの話
オーストラリア在住時、シドニーにはサプリメントショップが多くあったそうです。
そのサプリメントショップのプロテインの成分をチェックしたときのこと
プロテインにタンパク質を分解する「プロテアーゼ」が含まれてため、驚いて店員さんに理由を聞いたそうです。
「なぜプロテインに、タンパク質を分解する成分が入っているのか?」
店員さんの話では、一度に多くのタンパク質を取り込むためには消化と吸収の能力が必要で、消化と吸収の役割を担っている内臓の負担を減らすために、タンパク質を分解するプロテアーゼが含まれている。
当時、この説明が目から鱗だったそうです。
⑶NFLの話
最後はNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の話です。
NFLの体づくりの取り組みとして、チーム専属のドクターが、選手一人一人の消化と吸収能力を診てこの能力を向上させるトレーニングを行うそうです。
その理由として、食べたものをそのまま吸収されるようにするためだそうです。
この3つの経験から消化と吸収の大事さを、強く感じたそうです。
オナラが臭くなるのかなぜか?
続いて、リカバリーにおける消化吸収の関わりに入る前に
プロテインから波及して、「プロテインを飲むとオナラが臭くなるのは消化と吸収が関わってくるのか」の話になりました。
まず、オナラが臭くなる状態=体の中で消化不良がある状態 だそうです。
このオナラが臭くなる機序は、うまく消化できずに未消化物として腸内に入り、この未消化物が腐敗してしまい臭いオナラになるそうです。
このオナラが臭くなるのを防ぐための対策もあります。
一般的に提唱されている対策 (善玉菌と悪玉菌のバランスを整える)
良い細菌(善玉菌)を取り込んだり、食物繊維を取り込むこと。
善玉菌を育てることで、腸内細菌のバランスを整える
中出さんの追加提案(未消化物対策)
中出さんは腸内細菌のバランス調整だけでは不十分と考えており、
理由は、消化不良の原因の「未消化物」が残っているためとしています。
未消化物は悪玉菌を増やす原因になりうるため、いくら善玉菌を増やしても、根本的な原因の解決につながらないとし
未消化物を減らし、善玉菌を取り込む双方を導入し、腸内環境を改善することで改善できると中出さんは考えてるそうです。
この話は個人的に、とても興味深くかかったです。
学生時代、プロテインを飲むとオナラが臭くなるというのは、よく仲間と話していました。
ただ、その理由はいまいち理解できていませんでした。
今回とても分かりやすく話していただきスッキリしました。
アスリートの抱える消化吸収の問題
さらに、アスリートの消化吸収の問題についても話してくださいました。
⑴アスリートは消費量が多くなるため、食事の量が増え、未消化物が増えやすい
⑵ハードなトレーニングや試合の影響で、元来の消化吸収の能力が高くても食べられない
⑶シーズンの前後で4~5㎏体重が減少してしまう
このようなケースがあるそうです。
この問題を対策して、中出さんがみているプロ選手の話をしてくださいました。
その選手は、シーズンの前後で4~5㎏体重が減少してしまっていたのですが、消化吸収の改善を行うことで、シーズン通してほぼ体重をキープすることができたそうです。
また選手にとってこの1年は、最もハードな1年でしたが、しっかり活躍することができたそうです。
体重も、パフォーマンスもキープして、シーズンを終えることができたという話は、個人的にも消化と吸収がもたらす体の変化にすごく驚きました。
②リカバリーにおける消化吸収の関わり
リカバリーと消化吸収における関わりは、大きく分けて3つあるそうです。
⑴食事と睡眠の関係
⑵細胞の修復ができない
⑶内臓疲労の蓄積
⑴食事と睡眠の関係
通常、睡眠時の成長ホルモンは寝入り一時間に最も分泌され、低下している深部体温を上昇させます。
ですが、夜遅い食事をしてしまうと、このバランスが崩れます。
寝ている間に深部体温のリズムか崩れ、成長ホルモンの分泌も低下してしまう。
その為、夜遅い食事は体に悪影響を及ぼすとされています。
⑵細胞の修復ができない
夜遅い食事により、睡眠中に消化活動が優先され、内臓に血が集まり、全身への血液量が減ります。
そのため、リカバリーに必要な栄養素が運べず、細胞の修復ができなくなってしまいます。
⑶内臓疲労の蓄積
夜遅い食事により、内臓に疲労の蓄積が起こります。
夜通し消化活動が行われ、疲労され翌朝に食が進まなくなってしまいます。
さらに、無理矢理食事してしまうことで、内臓が休めず、肉体疲労にもつながるそうです。
また、ブンデスリーガ(ドイツサッカーリーグ)では、試合が夜の9~12時で多く、夜遅い食事が継続的に行われ、睡眠の質や内臓のコンディションが低下してしまい、身体にも影響してしまう事例があります。
③実践編
食事の能力を上げるために実践すべき4つのこと、そしてアーゼライトの活用を提唱されてました。
咀嚼する
まず、取り入れやすいのは咀嚼(噛む)して食べる
一般的に30回が推薦されているが、時間がかかってしまうため、最初の1口2口をしっかりする咀嚼することで、いい消化に繋がるそうです。
調理を工夫する
これは、食事をするのにあたって疲れているときは、噛みやすい麺類をチョイスする。
または、お肉を煮込んだり、麺を長く茹でるなど、軟らかくすると消化しやすくなります。
食べ合わせを工夫する
お肉とパイナップルやキウイなどを合わせて食べる。
よりタンパク質を消化しやすくなるため、酵素とともに食べるのがオススメだそうです。
ここで注意なのが、パイナップルやキウイはカットフルーツで食べ火をとうさないこと。
熱調理で酵素が消えてしまっていると効きにくいそうです。
ほかにも、魚と大根おろしも挙げられていました。
分割して食べる
一度に、ドカ食いしてしまうと自分の消化吸収能力のキャパを超えてしまいます。
消化不良なく、効率よく消化吸収を行うためにも、分割して食べることが必要になるそうです。
アーゼライトを活用する
栄養素以外にも食事の能力を上げる必要があります。
アーゼライトは、食事の能力を上げることができるサプリメント
アーゼライトを活用することを中出さんは提唱されていました。
アーゼライトはマングローブから発生しており、沖縄や東南アジアの海に生息し、工場などからくる汚い水を含まれる酵素により、綺麗な水にしてるそうです。
このマングローブの酵素がアーゼライトには含まれています。
また、アーゼライトはドーピング分析を得て、出荷されており、Jr.からトップアスリートにも安心して使用することができます。
実践編を、聞き自分自身も取り入れながら、今後生活してみて変化を実感してみたいと思いました。
まとめ
・食べる能力(消化吸収)に目を向けて食事する
・睡眠の質を考えて食事する
・内臓疲労に意識を向ける
・食べる能力を高める努力と工夫する
・自分の体と生活に落とし込む
最後に中出さんは、今回のセミナーを次のようにまとめてくれました。
パフォーマンス向上や、維持に不安のある方は消化吸収に目を向けて、意識変化から始めてみてはいかがでしょうか?
最後に
私自身、今回のセミナーを受けて一番の学びは、食事について考えるときに栄養素だけではなく食べる能力(消化吸収)にも着目していく必要があることです。
また夜遅い食事が及ぼす、睡眠や内臓、肉体への影響がとても大きいことにも驚きました。
これを踏まえて、今後はトップアスリートだけ出なく、学生や社会人の方にも、夜遅い食事が及ぼす影響について啓蒙する必要があると個人的に思いました。
アーゼライトも是非自分で試してみて、食事の能力を変化を実感してみたいと感じました。
今回のセミナーをきっかけに、より深く消化と吸収について学んで行く必要があると感じました。
中出さん、奥村さん貴重な機会をいただきありがとうございました。