お久しぶりです。
SpolinkJAPANブログ班の松原颯です。
自粛期間中に勉強していなかったツケが回ってきて、大学のテスト勉強などをしていたために久しぶりの投稿となってしまいました。
ようやく僕の大学でも9月から実習が再開しましたが、手術や検査の見学などどうしても病院に来なければ学ぶことができないもの以外はオンラインの講義や課題などで代替されています。
まさにwithコロナ時代の臨床実習といった感じですが、通学時間や実習中の待機時間、先生の背中しか見えない手術見学など無駄なものが削ぎ落とされて、むしろ充実した実習生活を送っています。
未だ手探りの状態ではありますが、将来医師になった時に「コロナ世代だから」と馬鹿にされないように頑張っていきたいと思います。
第24回Spolinkオンラインセミナー開催
今回で第24回となるSpolinkオンラインセミナーが10月7日に開催されました。
今回のテーマは「バックボードの使い方~スポーツ頭部外傷発生時の対応~」
講師は柔道整復師、JSPO-AT、NASM-PESなどの資格を持ち、日本中が熱狂した2019年のラグビーワールドカップでもメディカルスタッフを務めた海野祐生先生(@yypopo1)です。
学部は違いますが、僕と同じ順天堂大学の大先輩です!
ファシリテーターは皆様おなじみの奥村正樹さん(@Masa199901)です。
【頭部外傷への準備は万全??本日開催です!】
本日 21:00~22:30から
海野 祐生 先生@yypopo1
に
【バックボードの使い方〜頭部外傷発生時の対応〜】と題してお話いただきます!
ラグビー以外でも稀ながら接触は起きてしまうもの。
専門家からの話は貴重ですよ!— Spolink JAPAN 公式 (@spolinkjapan) October 7, 2020
先日も救急科の実習中に、サッカーで相手と頭をぶつけて意識障害を起こした患者さんが救急車で運ばれてきたのですが、やはり頭頚部の外傷は正しく対処しないと命を落としてしまったり、重大な後遺症が残ってしまったりする場合もあるので、非常に怖いですよね。
基本的な頸椎カラーのつけ方やバックボードへの移乗の仕方、ボードへの固定方法は一応大学でも習ったのですが、現場ではすぐそばにそういった道具があるとも限りませんし、まっすぐ仰向けに倒れているとも、十分な人手があるとも限りません。
頸椎カラーやバックボードが届くまでの頭部固定の方法や、うつ伏せからの体位変換の方法、様々な移乗方法などを教えていただいてとても勉強になりました。
また、グラウンドの環境によってバックボードや頸椎カラーの滑りやすさも異なるのできちんと確認しておくことや、搬送時に搬送する人全員で足並みをそろえられるように練習しておくことなど事前準備も重要だそうです。
やはり大学の講義や動画などで「習う」のと現場で「できる」かどうかは全く別ということですね。
繰り返し練習することが重要だそうですが、道具や対応できる人員が足りない時には割り切って頭部固定をしたまま救急隊の到着を待つという判断も必要ということでした。
実際に現場で役に立つ情報がたっぷりで非常に勉強になりました。
海野祐生先生ありがとうございました!
オンラインセミナーの反響
今回のセミナーもたくさんの反響がありましたので、そのうち一部を紹介させていただきます。
海野さん@yypopo1 のセミナーとても面白かったです!
ありがとうございました!
道具の扱いには普段から慣れておくことが大事です!避難訓練と同じですね🤔
僕も救急でなるべく意識して患者さんの評価、移乗を行いたいです。 https://t.co/nwdI9l41X3— ワニブチ@旅するスポーツドクター🦅 (@doktorboochin) October 7, 2020
バックボード。
ATは授業で習い、人命を守るために必要なものですが、特定の現場でないと中々使う機会がないものです。
使うための技術が必要になることが要因となっているのかなとも感じています。
スポーツ現場に出る以上、選手の命を預かるので広く広まって欲しいなと思っています。#SpolinkJAPAN https://t.co/TQO02Oo3kS— keisuke_yanagiya (@1007_nagi) October 7, 2020
海野氏(@yypopo1 )を一言で表せば、まさに「現場人」である。
知識を知識で終わらせず、現場で昇華させていくその姿勢が素晴らしい。
「外傷は病院で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!」
と、言ったかどうかは定かではありませんが🤪 https://t.co/oVRtLcbKC2— 田中邦彦 (@kunibon_AT) October 7, 2020
本日もありがとうございました‼️#SpolinkJAPAN のウェビナーは本当に有益なモノばかり
自分の活動現場では中々遭遇する事が少ない事例
知ってるのと知らないのとでは違う
経験してると、もっと違う経験しなければ🤔#SpolinkJAPAN #頭頸部外傷 https://t.co/0JMKCucAmb
— 中野 仁:未来あるアスリートを守る鍼灸師トレーナー (@hitoshi23k23m12) October 7, 2020
事故が起きたときにスムーズに動くためにはなによりも準備と反復練習ですね。病院内でボード固定された状態の患者に対応することが多かったので、いざスポーツ現場で選手が倒れたときの対応を1から丁寧に解説してくださり大変勉強になりました!海野先生ありがとうございました^ ^ https://t.co/XYXEqqeQ7R
— ジョイフル (@m_sportsdocter) October 7, 2020
事前の打ち合わせや、「できる」にしておくことの必要性・重要性を改めて感じました。
現場は多重課題の連続
その中で絶対優先させるべきこと、状況にあわせて対応すること、配慮していくべきこと、次に繋げていくこと…せっかくの学びをしっかり掘り下げていきたい!
ありがとうございました!! https://t.co/URfQiDJ9Oa
— h.y.s.mai (@hysmai2) October 7, 2020
勉強になりました
滑らせるのにもベルトが芝に絡むとか実際にやってないと分からないことばかりで面白かったです
頸部の場合は下手に布担架よりもベンチや長机の方が向いてるのかもしれない
価格が高いのがなんとかなればな… https://t.co/Y3P7Kqywet— まるく (@takumoda) October 7, 2020
バックボードが無い場合でも長机やベンチを使って対応する。
その場にある物を使い対応するスキルはすごく大事だなと思いました!誰がどの役割を持つかここでもスタッフの連携は大切に感じます。
また練習して身につけたいと思います!
昨日はありがとうございました! https://t.co/py6ZdLClhA— 宮田晃希 (@miya_rgtrainer) October 7, 2020
初学者にもわかりやすい現場感あふれる講義…学びがたくさんありました。どうもありがとうございました。 https://t.co/WCC1Hgpyhj
— 705 (@705lovesrugby) October 7, 2020
多くの方々がおっしゃっていますが、本当に「現場」に準拠した内容で、バックボードがない時に代用できるものなんかはその最たるものでしたね。
バックボードの使い方の講義でバックボードがない時の対処方法を紹介するなんて、まさに「現場」からでなければ生まれない発想ですよね!
「知っている」のと「できる」のでは全然違うというメッセージも皆さんに刺さっていたようですが、ぜひ今日からでも「できる」に昇華させていけるよう実践していきたいですね!
次回のSpolinkオンラインセミナーについて
大好評のSpolinkオンラインセミナーですが、次回は明日10月14日(水)21:00 からです!
次回のテーマは「スケート競技のトレーナーについて 〜ケアスタッフとしてのトレーナー活動と競技紹介〜」について。
— Spolink JAPAN 公式 (@spolinkjapan) October 11, 2020
講師はむつみ接骨院院長で山梨学院大学スケート部のトレーナーとしても活動されている北川睦先生(@frs_fukaya)です!
某競技で日本代表トレーナーや日本オリンピック委員会強化スタッフをされた経験もあるそうですが、何の競技なのかは当日のお楽しみですね。
普段スケート競技に触れる機会もなかなかないですし、謎がたっぷりでワクワクしますね!
オンラインセミナーは誰でも無料で参加できますので是非一緒に勉強しましょう!
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