みなさんこんにちは
Spolink JAPANブログ班の山城です。
そろそろオンラインの生活に慣れてきたころでしょうか?
まだまだ自粛は続きそうですが
息抜きを見つけてストレスを極力ためないようにしましょう。
さぁ今週も開催された
第3回目のSpolinkオンラインセミナー
今回は
チームのデータ管理とコンディショニングについてでした。
「ONE TAP SPORTSとコンディショニング」という
テーマでの講義でした。
講師はSpolinkの山下学先生と
ONE TAPを運営する株式会社ユーフォリアの前山幹さんです。
https://twitter.com/spolinkjapan/status/1256193050985984004?s=20
ONE TAP SPORTSとコンディショニング
最初にONE TAPの説明を前山さんにしていただきました。
みなさんはONE TAPというサービスをご存知でしょうか?
ONE TAP SPORTSとは
選手のコンディションとパフォーマンスを可視化するツールのことです。
選手は体調データやトレーニング、食事データを記録し
チームスタッフと共有できるようになっています。
チームスタッフは選手の
・コンディション一覧をグラフで確認
・食事内容を栄養士がフィードバック
・閾値を超えた要注意事項をアラートで知らせてくれる
・障害データの分析
・障害データ一覧
などを利用でき、選手のコンディションのチェックができるそうです。
一言でまとめると選手のデータを
見える化するツールです。
最初にONE TAPのサービスが開始されたのは
2012年ラグビー日本代表監督にエディ・ジョーンズさんが就任されてからだそうです。
その後2015年にラグビー日本代表が南アフリカに勝利したことから注目されるようになり
現在では40競技、350チームが利用するまでに至ったそうです。
ONE TAP SPORTSでは
プレーやライフスタイルなどの
様々なデータを記録し主観的データと客観的データを
比較することが可能になっています。
機能としては
・コンディショニング管理機能
・傷害・傷害管理機能
・フィジカルデータ管理機能
・トリートメント管理機能
・栄養管理機能
・トレーニング管理機能
・動画・ファイル管理機能
などの種類があります。
現在は新型コロナウイルス対策として
2020年12月末まで
「体調チェック機能」を無料でリリース中だそうです。
価格ついて
最低料金:月額1人当たり
■学生 300円〜
■一般 800円〜
これは安いですね。
オプションを付けるとここにプラスされていくそうです。
その日の練習を書き込める機能もあるので
練習日記のように利用することも可能とのことでした。
オンライン化が進む中で
選手のデータをオンラインで管理する際に利用してみてはいかかでしょうか。
ONE TAP誕生秘話を知りたい方は
こちらの記事も読んでみてください。
「ラグビー日本代表、テクノロジーが可視化した根性の可能性」
練習再開後のケガについて
後半は山下先生の講義でした。
現在は新型コロナウイルスの影響で部活動が中止になり
個人での練習も限られている中で
自粛開けの練習の際に気を付けないといけないケガについての内容でした。
サッカーでは
練習と試合で比べると圧倒的に練習中のケガが多いそうです。
そして練習中のケガの約80%が下肢であること
ノーコンタクトのケガが最も多いとのことでした。
オフシーズンの過ごし方とケガについての話では
シーズンにケガをする選手は
BMIが高くかつオフシーズンにトレーニング習慣が低かった選手が
他の選手に比べ男女ともにケガが3倍高いというデータを見せていただきました。
休む期間が長い場合に気を付けたいポイントとしては
《ケガのリスクが高くなる要因》
・以前のケガ
・疲労
・筋のアンバランス
《推奨されるスクリーニングテスト》
・Functional movement screen(FMS)機能的な動きのチェック
・心理的なチェック
・等速性筋収縮のテスト
《ケガの予防》
・ハムストリングスのエキセントリックトレーニング
・バランストレーニング
などをするとケガを予防できる可能性が高くなるそうです。
長期の休みが明けた時に気を付けたいところは
いきなり頑張りすぎてしまい、ケガをすることですね。
上記の内容を参考にしていただき
ケガの予防につなげていただければと思います。
ONE TAPを使いデータを蓄積することで
ケガの予防に大きくつながるのではないかという話も出ていました。
セミナーの反応
個人的にもデータを取るということについて
参考になることが多かった講義の内容でした。
参加者のみなさんからもいい反応をいただきました。
https://twitter.com/eiyoushikameko/status/1258422965349134336?s=20
「ONE TAP」かなりの数の機能があって素晴らしいツール。これが育成年代に普及していけば、どんどんデータが蓄積されて分析でき、スポーツをする環境がより良くなる可能性を持っていると思います。 https://t.co/Gli7E8wb7R
— 杉山たいき (@UH6c3HwcRdZ6QrH) May 7, 2020
山下先生、前山さん、ありがとうございました!
アスリートの情報共有は大事ですが、その情報の扱いに関しての医師目線からのご意見には考えさせられました。
やはり同職の方とは思考過程は共通する点は多いなぁと思った夜でした(´∀`) https://t.co/Q4bpF2ReYf— まっすー@リハ医+α (@rehamed_sports) May 7, 2020
最先端のツールも開発への意図も大変に勉強になりました。
個人や組織におけるパフォーマンスアップの鍵を握るのは【見える化】と【管理力】と【シェア/共有】だと痛感。
個人が記録をしていくことは始めは手間だけれど慣れていく。
私達が参考にしている多くの論文は海外の多くの選手・トレーナーが https://t.co/mNoqtIvATy— 西園美彌 (@miyanishizono) May 7, 2020
https://twitter.com/yuuuuki0311/status/1258385148132786178?s=20
https://twitter.com/hiromuta_at/status/1258901380623826944?s=20
次回は「スポーツと消化器官のコンディショニング」
次回は5月14日(木)21時30分 ON AIR!
講師は烏山司先生です。
消化器科医として勤務される傍らスポーツ内科の分野でも活動している
烏山先生から腸の基本的な動きや基本的な食事、スポーツの腸への影響などの講義をしていただきます。
腸は栄養、免疫、メンタル、などと深い関係があり、スポーツなどで乱れてしまうこともあります。
その一端を一緒に学んでみませんか?
すでに約150名の申込みがあります。
参加は無料でできます。
【対象】
スポーツ現場や選手サポートに関心のある全ての方
(医師・トレーナー・理学療法士・作業療法士・柔道整復師・鍼灸師・指導者・アスリート・その家族・学生など)
【オンラインセミナー講師紹介】
第4回目の講師は烏山司先生です
烏山先生は消化器内科医として勤務される傍ら、スポーツ内科の分野でも研鑽されています
内容:腸の基本的な働き、基本的な食事やスポーツの腸への影響等スポーツを内科の視点から考える。
要チェックです!https://t.co/6Pbon3tK1F pic.twitter.com/MWD6Us2uvJ— Spolink JAPAN公式 (@spolinkjapan) May 8, 2020
第1期メンバー募集!
Spolink JAPANでは
第1期メンバーを募集しています。
締め切りは5月10日の12時までとなっています。
先着順ではないのでまだ間に合いますので
申込みお待ちしております。
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募集の詳しい内容や加入するメリットなどは
こちらの記事をお読みください。
「SpolinkJAPANついに第1期メンバー募集」
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